◆もうひとつのチェンタツー◆
by じぇんとる


8

**3**



この時点で兄貴たちが時間通りに鈴鹿に来ることはなくなった。
だが私も彼らとは長い付き合いだ。ある程度の予想はついていた。

ホリエモンで言うところの 『 想定の範囲内 』 である。


しかし安心させておいて一気に覆すとは味な真似を...(−_−メ)

どうでもいいテクニックにだけは長けた人たちである。




電車のチャコさんはスケジュール通りに動いている。

とりあえず彼らは 『 なかった 』 ことにして、こちらはこちらで独自に動くしかない。



つーことで予定の30分前にチャコさんとの合流場所である鈴鹿の白子駅に到着。

うん、さすがはボク。何もかも予定通り。どこかの誰かさんとはエラい違いだ。

飲ませたい...ミーの爪のアカでも煎じて飲ませてやりたい (−_−メ) 






午後1時49分
時間通り、颯爽とチャコさんが登場。
うん、いかす。 さすがはチャコさん、いつ見てもオサレだ。
うん、やばい。 ユニクロの福袋に入っていたジャケットを着ているボクとはエラい違いだ。

サダさんのMGSが置いてあるデライトはここから約15分。
このまま向かっても良いのだが、何時に兄貴たちがやって来るのかが掴めない。
なんと言っても彼らは過去に、高速道路のたった70キロの移動に 『 2 時 間 』もかけた前歴があるのだ (T△T)



午後2時04分
兄貴よりメールが入る。現在、伊勢湾岸道の刈谷PAだそうだ。

はい、消えた。完全に消えた (−_−)
この瞬間、兄貴たちの存在は頭の中から抹消されました。
つーことでお茶をするために鈴鹿の『 鞍馬サンド 』に入る。
後で知ったのだが、この店は変わったサンドイッチで有名な店らしい。
確かにショーケースには見るからに美味しそうなサンドイッチが並んでいる。
あまりに美味しそうなので鼻から変な汁も分泌されるほどだ。
               ↑
          ただの花粉症です


そのとき、チャコさんがポツリとつぶやいた。


  『焼肉の事を考えると、今食べちゃダメだよね。』


ま..まさか!?煤i ̄□ ̄;)!! 
思いがけない人からの思いがけない発言に我が耳を疑う。



プ、プロだ...この人、プロじゃないか!!
思わぬ伏兵の出現で体に戦慄が走る。





チャコさんにひそかな闘志を燃やすじぇんとるであった
              ↑
        その情熱を仕事に生かせ


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